きもので笑顔を繋げた“特別な夏”
〜きものブリリアンツ全国大会2020〜
日本和装ホールディングス株式会社(東証2部上場/証券コード2499、本社:東京都港区)は、8月20日、21日の2日間にわたって「きものブリリアンツ全国大会」を帝国ホテル東京で開催しました。
13回目を迎えた本大会。2013年には『ギネス世界記録』(※)に認定され、ここ数年は500名を越す方々が出演されていましたが、今年は「WITHコロナ時代」の新しい形での運営となりました。
開催にあたっては、新型コロナウイルスの感染対策を最優先にし、エントリーには定員が設けられました。また、政府の感染防止ガイドラインに基づき、マスク着用(ステージ以外)や座席距離の確保などに加えて、観覧席の廃止、マスコミの取材もお断りしました。
「行きたかったけれど、泣く泣く諦めます」そんな声も多く聞かれましたが、その中でも、参加された方々の笑顔と輝きは例年以上。全国から集まった卒業生、約200名の方々がステージで華やかなきもの姿とウォーキングを披露されました。
「我々の使命は、和装という日本を代表する文化を、おしゃれを、未来の次世代に繋いでいくこと」
大会の冒頭で代表取締役社長の道面義雄は思いを語りました。いつもより表情が固かったのが印象的な挨拶でした。
4月に発出された緊急事態宣言の下で、日本和装もたくさんの教室やイベントを中止しました。そのときにあらためて日本和装がすべきことは何なのかを考えたと道面は言います。
「多くの方々に、きものやきものを着る機会を通じて、笑顔になっていただきたい。そしてその笑顔が周囲の方を笑顔にし、さらに笑顔を増やしていく…その歩みを続けることが当社の使命だと確信しています」
1日目のオープニングは池田憲人氏による抜刀術と居合道の披露。「邪気を払いたい」願いが込められた演出。
挨拶をする代表取締役社長・道面義雄。手前には営業拠点の責任者たちが黒紋付姿で並びました。
「日本の最高礼装の装いで、ご参加いただいた皆さまへの最大限のおもてなしと感謝の気持ちを表したかった」
距離の確保や手指消毒など、参加者にも多大なご協力をいただきました。
あちらこちらで「久しぶり!」「会いたかった」の声が。きものとマスクのコーディネートも腕の見せどころ。
ステージ上では夏きものをまとって満開の笑顔。ネットでライブ配信もされました。
2日目には男性による「THE侍部門」も行われました。個性豊かなきもの姿とパフォーマンスに拍手喝采。
侍部門と産地別7部門でそれぞれグランプリが誕生しました。感激のあまり、思わず涙をぬぐう姿も。
大会後には「開催してくれてありがとう」「楽しかった」と感謝の声をたくさんいただきました。
関西から参加されて見事グランプリに選ばれた卒業生にお話を伺いました。
「正直、参加するかどうか、直前までとても迷ったんです」
悩まれて、それでも参加を決めたのは?
「主人が東京に単身赴任中で、東京の様子を聞けたのも大きかったと思います。それに、やっぱり10年以上参加しているブリリアンツは特別です。楽しいだけでなく、私にとっては1年に1度の、自分の着姿を高めるための挑戦の場なんです」
いつもなら大会前には先生と着付けの練習をして臨むところが、今年はコロナ禍もあって適わなかったとか。
「今年はいろいろと準備不足で、参加できるだけで充分だなって。でも逆に力が抜けていたのが良かったのかもしれません。ステージの上から皆さんのお顔がこれまでで一番よく見えましたし、マスクの上からあたたかな視線を感じました」
受賞後はライブ配信で応援してくれていたお友だちからお祝いのメッセージがすぐに飛んできて、喜びもひとしおだったそう。
「グランプリは長年の目標でしたが、ゴールではなくスタートだと思って、これからも着姿を磨いていこうと思います。参加できて本当によかったです」
日本和装では、来年も1月から始まる全国の地区予選を経て、8月に「きものブリリアンツ全国大会」の開催を予定しています。これからも多くの方に「きものを着られるようになってよかった」と笑顔になっていただけるよう、精進を続けていきます。どうぞご期待ください。
きものブリリアンツ全国大会2020
開催日:2020年8月20日(木)・21日(金)
会場:帝国ホテル東京「孔雀の間」(東京都千代田区)
主催:日本和装ホールディングス株式会社
「ブリリアンツ(商標登録番号 5253925)」及び「きものブリリアンツ(商標登録番号 5253926)」は、日本和装ホールディングス株式会社が保有する商標です。ブリリアントカットされたダイヤモンドのように輝く方々を表現する名称です。